「ラオスにいったい何があるというんですか?」
- Day:2015.12.23 21:15
- Cat:本

「ラオスにいったい何があるというんですか?」
村上春樹著 文藝春秋発行
なぜひかれたかというと、私もラオスに行ったことがあるからです。
それも家族で2年前くらいに。
周りに「ラオスに行く」といった時、まさにこの本のタイトルにあるような疑問をなげかけられました。
「何があるの?」
私は、仲良し編集者のNさんにその魅力を聞いたので「行ってみたい」と思ったのですが
知らない人は「は?」「なんで?」「どこにあるの?」と、まあ思うでしょうね。
何があるのかは読んでみて欲しいのですが(思わせぶりですが、説明するのをただ省いただけ)
当時9歳と4歳の娘含め全員ラオスが気に入って帰って来ました。
ひとつとても印象的だったのは、本書にも書かれていますが、早朝行われる托鉢という儀式です。
道路にひざまずいてオレンジの袈裟を着た僧侶(百人以上です)がくるのを待ち、
僧侶が来たら持っているツボのようなものに食べ物を入れるのです(とにかく忙しい)。
街に住んでいる人は毎日その儀式を行っています。
その光景はとても荘厳でラオスに行ったらぜひ体験して欲しいです。
西洋人は宗教上の理由かなぜかやる人が少なかったのですが、我々家族は物は試しとその儀式に参加してみました。
余談ですが、”アジア人の家族がひざまずいて托鉢する”光景はなんかよかったらしく、とにかくたくさんの西洋人に囲まれて写真を撮られました。
と、本の話ではなくラオスの話に終始してしまいました。
ラオス以外にもアメリカ、ギリシャ、イタリア、フィンランド、熊本
が収録されております。
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