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イギリス留学その後のその後

  • Day:2022.03.17 17:42
  • Cat:雑記
随分前に娘の「イギリス留学その後」を書きましたが、その後のその後の話です。

ニュージーランドの高校に留学するために日本の高校を辞めたのですが、
NZが鎖国してるため、にっちもさっちもいかなくなってしまい、直接「イギリスの大学留学を目指そう!」となった話をしました。
娘の状態で大学留学を実現させるにはいくつか条件があり、まずは日本で受講できるファウンデーションコースに入学するための試験に挑戦しました。
試験は何回受けてもいい、というあたたかいルールのもと(涙)、何度目かにギリギリ合格しました。

そして、2021年3月から本コースの授業が始まりました。
コロナ対策で授業は全てオンラインです。オンラインでネイティブの英語の授業、、、大丈夫かしら?と思いましたが、
人間やってみると何とかなるようで、とにかく一歩ずつ目標に向かって進みはじめました。

授業は、ビジネス、社会学、数学、EAP(English for Academic Purposes)
とありその成績で入学できる大学が決まります。
娘はそもそも高校を卒業しておらず、高卒認定試験(まだ受かってない)で出願するので条件は悪いのですが、細かいことは気にしてもしょうがないーです。

授業とは別に、大学への出願は先に進めるようで、そちらの準備も進めました。
どこの大学に行きたいとかの前に、まずは何を学びたいかを追求することが必要となります。
娘は当初、「環境学」や「平和学」を学びたいと言っていたのですが、留学会社のカウンセラーさんと話したり、
家族でも何度も対話を重ね、自分の考えを突き詰めた結果(これが大事)、「社会学」を学びたいということになりました。

社会学を学びたいと決めたら次にやることは、なぜイギリスで社会学を学びたいかを自己紹介を含め英語でまとめる作業です。
こちらはパーソナルステートメントといって、文字数行数などが決まっており、その範囲内で簡潔にまとめます。
イギリスの大学にはUCASというシステムを使って出願しますが、UCASにパーソナルステートメント、高校の成績表(英文・娘の場合高1で退学したので高1の分だけ)をはじめ指定の書類をアップロードし、希望の大学を3校登録します。
テストなどはなく、これだけでまずは大学側が審査してくれます。

審査は案外すぐ済み、希望を出した大学から現状の条件でも特に問題ない、と仮合格の連絡をもらいました。
一流大学にも出願したので、高校を卒業してなくても大丈夫かどうか不安だったのですが(難しいかもとは言われていたので)、そんなこと気にしなくて良い、といってもらっているようで嬉しかったのを覚えています。さすがイギリス。
ただ、仮合格と言っても条件があり、本コースで一定の成績をとることが必須で、こちらは大学ごとに条件が違います。

その後本コースを受講し、テストを何度か受けレポートを出したりして、成績が出てきました。。。。
成績、、、、第一声は「うーん、やりおったな(悪い意味で)!!!」でした!
ビジネスやEAPは想像よりはまあよかったのですが、問題は数学。。。。。最悪な成績がついてました。
この成績では拾ってくれる大学はないのではないか、、、と絶望・どん底に。
何にしろ、成績が出たら条件を満たしてなくても大学側に提出し、その判断を待ちます。
結果はUCAS上で向こうのタイミングでアップされます。奇跡が起きないかと毎日祈るような思いで待ち、
結果1校が拾ってくれました(涙)!ありがとうございますー!!!!!

と喜んだのも束の間、「あれ、高卒認定試験まだ受かってなかったよね」、と我にかえりました。
そうなんです。高卒認定試験が受かってないと、大学は入れなかったような。
ということで、入学の意思を返信しつつ、高卒認定試験の結果を待つ日々は本当につらかった。

結果が配送される日は家にいることができず、駅の周りをぶらぶら。
娘から電話があり「受かった!!!!」と。

あーこう思い返して書いてみると、ニュージーランドの高校留学を決めてから、どれだけドキドキな日々を送っていたんだろう、と思いました。同じ状況の人が一人もいなかったので、訳もわからずとにかくもがいたという感じでしょうか。留学会社でも初めてのケースだったと思います。でも、渦中にいると必死なので気づかないもんですね。

ということで、途中かなりはしょりましたが、娘は無事2021年の9月からイギリスの大学に留学することができました。
現時点ですでに渡英から5ヶ月経ってますが、大学内でまだ日本人に会ってないようで、イギリスでは英語しか話してないとのこと。
大学には16歳の子もいるし、29歳の人もいるし、年齢も人種もさまざまのようで、社会学を学ぶには最高の環境ではないかと思います。

しかし、入学したら入学したで今後は卒業できるのかが心配になりますね。親の心配は尽きない、ということがわかったところですが、とにかく本人が留学生活を楽しめるよう応援したいと思います。









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