家族山行 高水三山編
- Day:2013.11.27 10:34
- Cat:子どもと山
今回は渋めに奥多摩にある高水三山です。
(ちなみに高水三山は、高水山、岩茸石山、惣岳山の3つの山のことをいいます。)
軍畑駅から三山を縦走し御嶽駅に降りるという一般的なルートを歩きました。
事前に地形図を購入し、ルート周辺にある地図記号の確認と急勾配がどの辺かを娘が解読するという
勉強も兼ねてみました。
しかし、果樹園だけが気になったようで(買って食べたいだけ)、
道を歩きながら「果樹園はどこだ」「果樹園はどこだ」とそればかり言っていました。
紅葉の時期だから混んでるかなー、と思って向かいましたが、
山は空いていて、久しぶりに気持ちよく山歩きが出来ました(歩き始めの時は)。

ただ!山は狩猟解禁の時期。
森の中を歩いていたら遠くから「わんわん!」と
激しい犬のなき声が聞こえてきたわけです。
何だと思ったら、首にレーダーをつけて放し飼いにされているドーベルマン的な猟犬が2匹、森の向こう側からこちらに向かって走ってきたのです!
(想像してみてください。ちょっとこれ、相当な恐怖なわけです。)
まさか我々の所にはこないだろうと歩いていたら犬の視線は私の横にいた4歳の娘。
娘は恐怖のあまり震えながら泣き叫びましたが、その間に猟犬がガシッと娘に飛びかかりました(噛みはしない)。
私は急いで娘を抱っこしましたが、猟犬はずっと娘に飛びついて離れません。
とにかく抱っこしながら歩いて、他の人(特に、「騒いでるからくるんだよ」と冷静に言っている夫)の所に行かないかと振り払ったらやっと離れて行きました。
娘は怯え続け、しばらく抱っこしながら歩きました。
そして恐怖はまだ続き、なぜかこの三山の頂上に到着する度にこの猟犬がいるのです。
お腹がすいているのか、人間たちのおやつや食べ物をあさろうとしてます。
「狩りをしてなさい!」と一応言ってみましたがもちろんダメでした。
そんなことで、山歩きというより猟犬に追われる旅でぐったり疲れたわけです。
クレームを言うにもどこに言えばいいのか分からないし。
ただ娘に「そういえば犬を飼いたいと言っていたけどあれはどうするの(犬を飼うのは反対だったのです。言うことを聞かない娘2人で十分)?」と抜け目なく聞いたら
「もう飼いたくない」と言ったので、それはそれでよかったなと思った1日でした。
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